2020年10月上旬
スプレー式のチェーンルブで注油していたこともあるが、
その後、チェーンのプレートの両側に 自作狭所オイラー でピンポイントに注油するようになった。
潤滑が必要でない場所にオイルが付くと泥やホコリが付着してチェーンが真っ黒黒すけに汚れやすくなるし、オイルが無駄になる。
だが、チェーン長108リンクだと 216箇所も注油しなければならなくて時間もかかり面倒だし、
一周回ったことを確認する目印なども必要になる。
それでも今より半年 若かったころは忍耐力もあったのでやっていたが、
もう歳なので、ピンポイントに注油する気力もなくなり、注油のために人生を無駄使いするのもアホらしい。
そこで、今年の3月からは、狭所オイラーをチェーンの外側のプレートに当ててオイル出しながらクランク回し、次に内側のプレートに同様に注油する様になった。
ところが、針のような狭所オイラーの先端を プレートに当て続けるのは大変困難なことなのだ。
別にアル中で手が震えるわけでもないが、ずれてしまい難しい。
それに、ピンの真上以外にもオイルが付いてしまう。
先日、壊れた青色のチェーン清掃器がまだ捨てずにとってあるのに気づいて、
その中のギヤを使って、ピンポイント注油マシンが出来るのではないかと漠然と思った。
最初はオイルを塗ったローラーを使うことを考えた。(実際アマゾンにそんな製品もある)
ギヤの両側にローラー部分を作り
ローラーがチェーンのピンの位置に来る場所だけにオイルを塗ることを当初考えた。
だが、それだとその位置にオイルを湿らせる場所を作らなければならない。
実際に試作してみたが、あまりスマートでないので実験する前にやめた。
両側のプレートに一度に注油しようとすると、最低でも16箇所ぐらいはオイルを事前に塗らなければならないからだ。 (チェーン清掃器のギヤは8Tだったのでその倍)
次に、チェーンの回転運動をオイルを塗ったブラシの上下運動に変換することを考えた。
ギヤを組み合わせて、ギヤの1回転を8倍の回転に変換する必要があり、複雑だ。
複雑なものは壊れやすい。
もっとシンプルな方法がいい。
今日、ホームセンターと100均をグルグル回って、使えそうな部品を330円程買い物してきた。
・ボルト、ナットと100均で見つけた骨組みになりそうな部品
・壊れたチェーン清掃器のギヤ1個とブラシの毛
・針金
などを使って、組み立てた。
最初は事前にブラシにオイルを塗ることを考えていたが、
ブラシの毛にオイラーから垂らした方が、作業効率がいいので、
今まで使っていた自作狭所オイラーも載せてパイプでブラシまでつないだ。
こんな感じに丁度、ピンの上に来るとオイルが付いたブラシで注油する。
ブラシはチェーンの巾ぐらいあるので両側のプレートに同時に注油できる。
ある程度、早く動かしても正確に注油する。
夕方から作り始めて、数時間で完成した出来立てホヤホヤ
念ずれば、花開く
押せば命の泉湧く