2021年4月中旬
スポークは14番の2mmにするか 14番15番のダブルバテッド 2mm 1.8mm にするか迷ったが、
強度はそれほど低下しない様なので、軽量化のためダブルバテッドにした。
ニップルはアルミにして軽くしたい気持ちもあったが、初心者なので星スポークについている真鍮にした。
手組ホイールについてネットやyoutubeを見て調べた。
・リムブレーキの場合は 前後ともイタリアン組み
・ディスクブレーキの場合は 前輪 は 逆イタリアン組み、 後輪は JIS組み
・ママチャリは前後とも JIS組み
にすることが多いらしい。
全損した前のロードバイクはリムブレーキなので 前後、イタリアン と一般的。
息子の前後Vブレーキのクロスバイクみたら、後ろがイタリアンで、前がなんとあまり使わないといわれる逆JISだった。
どれも少なくとも、後輪の右側はギヤがある駆動側なので、右側の内側から外側へ通っているスポークはリムを
進行方向へ引っ張る方向に組まれている。
基本的な考え方は、ハブのフランジの内側から外側に通っているスポークの方が
外側から内側に通っているスポークより強く折れにくいので、
強い負荷がかかる方に外側のスポークを使う組み方をする。
駆動輪でない前輪では、
リムブレーキの場合はブレーキシューがリムを押さえたとき、リムに接続されているスポークを引っ張る
力が働くので外側のスポークが後方へ向かうイタリアンにするようだ。
ディスクブレーキの場合は
ホイールの中心に近い部分のローターを押さえることで、スポークを通してリムを静止されるような力が働くため、
まだ回転しているリムにスポークが引っ張られるので外側のスポークが前方へ向かう逆イタリアンにする。
ママチャリは例外で素人がいじる可能性があるので、ホイールを左右逆にいれても組み方が変わらないJIS組にしているらしい。
写真2.のJIS組みホイールの上を持ちクルっと回して前後左右を入れ替えても 外側のスポークの方向は変わらず
JIS組みのまま。
JIS組みは左右が非対称のため
写真3.の逆イタリアン組みのホイールの上を持ちクルっと回し前後左右入れ替えるとイタリアン組みに変わる。
(進行方向は← のままとする)
イタリアン、逆イタリアンの場合は左右対称のため回せば外側スポークの向きが逆になる。
後輪やディスクブレーキでは、間違えて逆につけることはありえないが、
リムブレーキの前輪なら左右逆につけてしまうことはあり得る。
実際の組み方はyoutubeの元自転車屋の説明動画がいろいろ注意点を言ってくれて分かりやすかった。
注意点1: JIS組6本組(3クロス)で 最初にリムに通した2本の間にある内側の2本のスポークは
あらかじめ最後に向かう方向に倒しておかないとスポークを曲げなければならなくなる。
注意点2: 最初はスポークのネジ山が3,4個見えるぐらいに全部のニップルを締めていく、
次にネジ山が全部みえないくらいに全部締める。
最初の頃は指先でニップル回せるが、半分近く進んだらマイナスドライバーで
ニップルを締める。
最初から深くニップルをねじ込むと仮組み時にスポークがリムまで届かない。
ニップルレンチ使うとき、バルブの位置から始めて、テンションゆるゆるのころは
必ず同じ回転量で一周締める。
ある程度スポークテンションが上がったところで、センターゲージで確認して、
リムをセンターに寄せるため、左右のどちらか側のスポークだけ全部同じ量締めて
センター確認
注意点3: センター出し、振れとり終わったら、 スポークをなじませるためにリムを
裏表強く押してスポークをパキパキ音出して、再度振れとりする。
やってみたが、ほぼ音はしなかった。
注意点4: リムのスポーク穴が交互に左右に寄っている場合、
左寄り穴に左側のスポーク
右寄り穴に右側のスポーク
一般的な場合、JIS組みの時は右落とし、イタリアンは左落とし、 逆イタリアンも左落とし
これ以外にもいろいろ見たり調べたりした。
・スポークのネジに何を塗ってから組み始めるかは滑り止め系派と潤滑油系派がいる。
潤滑油系: グリス
クレ5ー56
チェーンルブ
滑り止め系: スポークプレップ(Spokeprep)
ロックタイト
亜麻仁油(リンシードオイル)
グリスにしておいた。
いろいろお作法もあるようだ。
・ホイールの外側からバルブ穴を覗いた時に、ハブに書いてあるロゴなどが見えるようにする。
・バルブの上でスポークをクロスしない。 空気入れにくくなるから
・タイヤ装着するとき、バルブ位置にタイヤ側面に書いてあるロゴなどを合わせる。
ニップルレンチは最後に買った 3.5mm巾のを使った。星スポークのニップルにサイズぴったりだった。
振れ取り台はクイックリリースでホイールを固定するタイプを持っているが、今回スルーアクスルなので、
100mm巾のQR変換アダプタを買って、スルーアクスルのホイールをクイックリリースで振れ取り台に固定した。
後輪は142mm巾のスルーアクスルだが、100mm巾のアダプタでも振れとりに支障はなかった。
今回、ディスクブレーキの前輪組む時、右側に短いスポーク使ってしまい、仮組み全部終わってから間違いに気付いた。時間をロスしたので、
バラす時と仮組みするとき、マイナスドライバーでは時間がかかるので、電動ドライバー使ってニップル回した。
スポークが届いた日に後輪を組んで終日振れとりしてた。
前輪のハブが届いた日に前輪を組んで終日振れとりしてた。
縦ブレと横ブレとセンター出し、スポークテンション調整の4つを完璧にやるのは困難。
いつまでやっても完全にならないのでいつまでもやっても終わらないがどこかでやめなければならない。
だいたい縦ブレ0.5mm以下、横ブレ0.3mm以下になったらやめた。
横ブレが極小になってくると、振れとり台にリムが当たる音が左右のどっちから出たのか、分かりにくいので、音が出たら
たまたまそばいあった0.3mm厚の紙を差し込んで入らない方であることで確認した。