2024年12月上旬
2021年春にハブを買ってから、一度もグリスアップしてないので、
やることにした。
グリスアップ頻度をググったら一番上に5000km毎が推奨と出て来た。
17,000kmぐらいこのハブを使っている。
まず、資料を探した。
シマノ105 フロントハブ HB-R7070 の組立図
リアハブ FH-R7070 の組立図
必要なサイズのコーンレンチはハブ買ったときに買い足している。
フロントハブ
まず、簡単なフロントハブから、作業する。
一応、ブレーキローターは外した。
両手でハブの両端を持って、車輪を回して、
作業前の玉当りの感覚を確認しておいた。
最初、ハブの両側にハブスパナ2本をつけて緩めたが、
ナットがとても回りにくい。
一旦締め戻してから、今度は片側の伴締めされたナット2個に2本の
スパナをつけてそのナット間を緩めた。
その後はスムーズにナットが緩んで軸が抜けた。
シールリングにマイナスドライバを差し込んで、シールリングを曲げないように
少しづつ丁寧に外した。
ボールリテーナーが見えた。
とくにグリスは汚れていないように見えた。
リテーナーも外して、ペーパーで古いグリスを拭き取り、
リテーナーにパーツクリーナーをスプレーしてグリスを落としてから
グリスをつけて戻していった。
反対側のシールリングとボールリテーナーも同様に作業した。
誤って、ボールリテーナーを10cmの高さから落下させてしまったら、ボールベアリングが
6個外れた。
ペアリングを保持しているリングは薄くて曲がるぐらいの柔らかさ。
戻して、軸を通して、ナット2個をつけて、それを伴締めした。
作業前より車輪を回した時の感覚が、ペアリングを感じたので、
少し緩めた。
ブレーキローターのロックリングをトルクレンチで締めた。
リアハブ
ブレーキローターとスプロケットを一応外した。
一番上の写真の柄が600mmのスピンナハンドルを昨年春に買った。
以前、いくら頑張ってもロックリングが緩まず、血圧上がって血管切れそうになったが
これがあればとても楽に緩められる。
こちらもナット2個をはずして、軸を抜いたら
ベアリングの並びが崩れた。
こちら側のグリスは茶色になっている。
ボールベアリングの手前の黒いリングがシールリングかと思い外そうとしたが、
外れない。
シールリングな様な気もするが、構成図にはないし、無理して曲げてしまうといけない。
(昔ロードバイクのハブでシールリングを曲げてしまったことがあり、再購入したことがある)
そのため、この状態でドライバーを挿し込んでボールベアリング16個を外して、
ペーパーや綿棒でクリーニングした。
グリスをたっぷり塗って、ボールベアリング16個をグリスの上に並べて行った。
ブレーキローター側は前輪と同じシールリングとボールリテーナーが付いていたので
外してクリーニングした。
こちらも同様に玉当りを作業前に確認してまったくスムーズだったので
同じ感じにナットを締めた。
ブレーキローターとスプロケットのロックリングを、トルクレンチで締めた。
内装ギアのママチャリをやるより、ずっと簡単な作業だが、
前後グリスアップの開始から終了まで、素人なので2時間近くかかった。
フリーホイールボディは専用グリスや専用工具が必要で、小さいベアリングが沢山
入っている様なのでやらない。
もともとついている700Cホイールのハブの方は、まったく文字が書いてないので、
どこのメーカーのハブなのかさえ分からない。
それに650Bホイールより使ってない。
九州自転車旅以外に、1000kmぐらいしか走ってないのでグリスアップしない。
作業後、改めて構成図を見たが、
フロントハブのパーツ③のShim ringは見なかったな