ディスクブレーキローターセンタリング調整&ピストンクリーング

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2025年8月上旬

 先日のサイクリングで勾配15~22%程度の下り坂を、ブレーキレバー強めで握って
 ゆっくり降りて来た。
 平地になってから走っていると、異音がした。

 後輪ディスクブレーキから音がしていることは、
 ブレーキレバーを握った後、少しの間は異音が止まる
 ことで分かった。

 ディスクブレーキローターとブレーキパッドが擦れている様だ。

 ブレーキローターが曲がったか、キャリパーが微妙に移動してしまったのか?
 

サイクリング中にも、確認したがブレーキローターと内側ブレーキパッド間に
隙間が無くなっていた。



シクネスゲージをブレーキローターとブレーキパッドの間に差し込むが、
外側ブレーキパッドとローター間には0.3mmが入るが、
内側ブレーキパッドの隙間にシクネスゲージの最小厚0.04mmが入らない。

外側には0.3mmが入る。


後輪のディスクブレーキローターはシマノ製
ローターが曲がってないかダイヤルゲージをローターに当てて車輪を一周して確認するが、ローター全周で振れ幅は0.1mm以内なので曲がってない。
(この作業で苦労するのは、車輪を回してもダイヤルゲージの先が、ローターの穴に落ちない位置を探すこと)

精度0.01mmのダイヤルゲージで、針の移動範囲は10目盛り(0.1mm)以内


トルクレンチで規定トルクでボルトを締めているブレーキキャリパーがずれたのか? 

とりあえず、折角なので、ブレーキキャリパーのピストンを掃除することにした。
綿棒をミネラルオイルに浸して、ピストン外周を拭いた。
綿棒が真っ黒になる。
以前、ピストンをギリギリまで出してシッカリ拭こうと、ブレーキレバーを何度か握っていたら
片側のピストンが外れて、油圧ブレーキのミネラルオイルがキャリパーから全部流れ出してしまった。
ピストンが外れたときは元に戻せるのか焦ったが、戻すことができた。

今回は、そのようなことが無いようにピストンを見ながらブレーキレバーを握って、
ピストンのギリギリまで攻めずに、少しだけピストンを出した状態で拭いた。

最後、キャリパーに付着したミネラルオイルを拭き取った。

ピストンの出っ張り量は、内側と外側では違うようにも見えた。

前後で綿棒4本使った。真っ黒になる。

前後ともピストンクリ―ニングした。


これもまた折角なので、
ブレーキパッドの厚みを計測した。 まだ、かなり厚いのでノギスで計測した。
4個ともレジン厚みが1.5mmはあったので、まだまだ使える。
(バックプレートも含めて計測して、バックプレート厚みを引いてレジンの厚さを算出)

シマノ K03Sブレーキパッドに交換したのは、2022年12月だった。
2年半使って 0.5mm厚しか減ってない。(新品は2mmのはず)
2022年末のODO値から現在までに16,325Km走っている。


ブレーキパッドもクリーニングしようか考えたが、クリーニング直後はブレーキの効きが悪くなるし、
ブレーキは良く効いているので止めた。

ブレーキパッドにはマジックで、前か後ろか内側か外側かをFI, FO, RI, ROの略号記入してあるので、
元の位置に戻せる。
一度、左右のパッドを入れ替えたことがあるが、変わるとブレーキの慣らし運転をしなければならないことが分かったのでやめた。

クリーニング後、ブレーキパッドを戻して、ピストンプレスツールでピストンを引っ込めた。

車輪をつけて、ブレーキレバーを何度か引いた後に、
再度、シクネスゲージで計測すると、内側ブレーキパッドにもクリーング前に入らなかった0.04mmが入った。

ピストンプレスツールでブレーキパッドを広げる。


隙間は出来たが、内側と外側の隙間に差があるので、
ブレ―キャリパー固定ボルトを緩めて、
ローターにセンターリング金具を嵌めて、金具をブレーキパッドの位置まで
車輪を回して移動して、
ボルトを締め直した。

ボルトを緩める時、シッカリ固定されていたのでブレーキキャリパーがずれて、ローターに接触するようになったとは思えなかった。

ボルトをトルクレンチで6~8N・mなので7で締めた。
ブレーキローターに干渉しないようにエクステンションを挟んだ。
その後、シクネスゲージで隙間を確認すると、内側がやはり狭いので、
再度やり直した。
ボルトを締めている間、キャリパーを僅かに押しながらボルトを締めた。

その後、ブレーキパッドとローターの隙間に0.15mmが両側に入ったので、終了。

前ブレーキも確認したが、やはり内側の隙間が外側より狭く、0.04mmが入る程度だったので、
前ブレーキキャリパーも位置調整した。

前も、ローターのセンタリングがイマイチなので、1回やり直した。

とりあえず、終了。

作業終了後、いつもブレーキキャリパーのボルトを締めるとき、ブレーキレバーを強く引いた状態でロープで固定してから、締めていたことを思い出した。 (正しい作業方法は知らない。)



激坂を下った直後に、発生したので、それが原因である可能性が高いが、
ローターも曲がっていないし、
ブレーキキャリパーが動いたとも思えない状況だった。

ピストンクリーングするときに、ピストンを出したりピストンプレスしただけで、
隙間が出来たことからも、上記の可能性は低い気がする。

片側だけピストンが多めに出たのか?

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