2023年12月上旬
水曜日までにパーツは届いた。
ボールリテーナーは金属製だったが、今は樹脂製になっていた。
防水キャップの色も金色からシルバーに変わっていた。
SG-3S40駆動体ユニットを注文したのにSG-3R40と書いてあったので焦った。
商品ページの商品タイトルを確認して4製品ぐらい共通であることが分かった。
![](https://cycle-pedal.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_27352.jpg)
スナップリングC
専用グリスの配達予定が土曜日だったが、水曜夜に発送されたので、
準備を始める。
駆動体ユニットに防水キャップとギヤを通して、スナップリングCを嵌める。
最初、手でやっていたが嵌らないし、指先が痛くなってきた。
各種工具を使って、いろいろな方法を試すが硬すぎてリングが広がらず嵌らない。
切り込みに金属を挟んで広げようとしたが、相当広げないと入りそうにない。
専用工具が必要なのかと調べると、スナップリングプライヤ―というモノがあるらしい。
でも、リングの切り込みの両側に穴が開いているタイプのスナップリングでないと
使えない。
知恵袋にこれを嵌める方法の回答があった。
ベストアンサーだけ見て、端を嵌めたら手で順次リングを落としていけば簡単に
嵌められるとあったのでトライした。
いくらやっても嵌らない。
2時間程いろいろな方法を試し、最後はリングの端をレンチで押さえ込んで、
タイヤのビードをタイヤレバーでリムに嵌める要領で
ドライバーを窪みに順に挿してひねって、やっと嵌った。
再度、知恵袋の回答を見たら他の回答に同じようなことが書いてあった。
ベストアンサーの人が異常な怪力の持ち主だ。
いまだに、指先が痛い。
![](https://cycle-pedal.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_2737.jpg)
組み立て
木曜日の午後1に内装ハブ専用グリスが届いた。
商品説明では白いセラミックグリスだが、黒いモリブデングリスに変わっていた。
クレのグリースはクリームぐらいの固さだったが、粘度が低く垂れそうなグリスを塗っていく。
![](https://cycle-pedal.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_2741-edited.jpg)
本当は最後、組み立てた後にオイルディップと云う
このグリスたっぷりの水槽に、一定時間つけてから出して、余分なグリスを
一定時間落とす様だが、そんなにグリスは無いので塗っただけ。
ハブ内に軸部分を入れてから、10玉リテーナーを
黒い樹脂の防水キャップAにセットして、ハブに嵌めて、
そこに駆動体ユニットを通していく。
駆動体ユニットの4つの爪が開いているので引っ掛かってつけにくい。
爪が引っ掛からない方向に回しいれた。
最後に8玉リテーナーを入れて、玉押しをねじ込む。
最後ロックナットをつけるが、
いろいろやっている内に軸についているパーツが回転してねじ込まれて移動して
ロックナットが入らない位置になっていたので、ナットが入る位置まで戻してからロックナットを閉めた。
(軸の中央部は太くてロックナットがねじ込めない)
車輪を取り付けてから、調整後に、クランクを回してみる。
ラチャット音があまりに違う。
ベアリングにグリスがついてないようなガタつきも感じる。
試走結果
専用オイルに変わったから音が変わったのか? 外に出して試走して見た。
変!
再び、部屋に持ち込んで車輪のガタツキが少しあるので、コーンレンチで
強く締めたがガタツキがは変わらない。
再度、外で試走したら、完全に変。
夕方
部屋で分解したら、10玉リテーナーの2カ所が破断して、そこのボールベアリングが取れた。
駆動体ユニットの爪を留める2本のリングは曲がって、
4つの爪が取れて、その中の1個は割れていた。
![](https://cycle-pedal.com/wp-content/uploads/2023/12/DSC_27442.jpg)
再起
今回はリテーナーの向きは、図を見てやったので間違ってない。
10玉リテーナーと駆動体ユニットなので買い直しても2000円程度だが、
2度あることは3度あるので、再び破壊する可能性がある。
もう訳が分からないので、自転車屋へ持ち込もうかと思い 押していくために
パーツを戻し始める。
10玉リテーナーを 樹脂の防水キャップAに入れて、2個のボールペアリングも割れた
位置に乗せる。
駆動体ユニットの爪固定のリングは2つとも使えないし、爪は1個割れている。
前の駆動体ユニットの1つのリングは異常ないし、爪がある。
曲がったリングの1本の曲がりをラジオペンチで修正して、
2本のリングを嵌めて、爪も4つ戻した。
再び、軸に戻そうとすると、ボールベアリングが落ちる。
なので、水平にした防水キャップAに駆動体ユニットを下からさしてから、割れたリテーナで囲い、
逆に軸がついた車輪を上から被せて、ボールペアリングが落ちない様にしてハブに嵌めた。
爪が引っ掛かるので爪を閉じながら丁寧に入れた。
車輪を戻して回してみるといい感じ。
車軸のガタツキも無くなった。
車輪を自転車につける最後のボルトを締めてもなぜかチェーン張り調整とフレーム間に隙間ができるので
入れ直して隙間がなくなった。
車輪を回すと、普通のラチェット音でギヤ切り替えてもクランクや車輪の回転に問題ない。
夜になっていたが、外で試走してみると
直っている。
リテーナーは割れているだけで、装着してしまえばボールベアリングは移動できないから
問題ないだろう。
矯正したリングが駆動体ユニットの爪に干渉しないことは確認しているが、修正前のリングの変形状態が円形が広がっただけでなく角ができて水平でなくなった箇所を修正しているのが気になるが
大丈夫か
反省
リテーナーを逆に入れたことや、駆動体ユニットを差し込むとき、爪が引っ掛かって外れたか、
正常位置になってなかった事が今回の原因として考えられる。
今後、初めての作業やたまにしかやらない作業するときは以下を留意したい。
現状確認
リテーナーや菊座金などのパーツの向き、ナットから出ている軸の長さなど後で確認できるようにする。
・分解中の写真はいろいろな角度から撮っておく。
・シマノで図が書いてあるパーツリストを探しておく。
異常の早期発見
すぐに中止していれば、パーツが破壊されることはなかった可能性が高い。
・異音や違和感を感じた時点で、それ以上動かさず、再び開けて確認する。
8年前は、構成図を見ることなく良く元に戻せたな。
1回だけ、円筒のリングギヤユニットについてる2枚の羽根の方向がわからず迷ったが、
細いバネの針金が露出しない位置だと分かった。
昔4500円弱で買った IRC井上タイヤのcycleseed85型 耐摩耗性が廃版になって
安く売っていたので買った。リムテープはついてなかった。
翌日届いて、今27インチタイヤが3本ある。
今のIRCの耐摩耗性は 88型の様だ
交換前のタイヤはかなり昔に自転車屋で高い方のタイヤを選択して交換してもらった
ブリヂストンのタフロードだったので、
後継と思われるロングレッド か ロングレッドXT などにしようかと迷った。
先日、家族が自転車屋で電動アシスト車のタイヤ交換したシンコータイヤも評判よさそうだ。