荒川自転車道で主に埼玉方面へ クロモリロードバイクで走行

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メンテナンス

前ディスクブレーキ音鳴りメンテ、ついでにパッド左右入れ替え

投稿日:

2022年8月下旬

 以前、サイクリングの帰り、数分で後輪タイヤの空気がほとんど漏れるようになったとき、
最後、自転車を押して帰ったが、家までずっと前ディスクブレーキから音鳴りがしていた。
車輪の回転毎に鳴るし、前ブレーキレバーを軽く握ると音鳴りが消えたので、
ブレーキローターがパッドに擦れて音鳴りしている。
自転車で走行中は、特に音鳴りを感じていなかった。

その後、走行中でも音鳴りを感じるようになった。
昨年からそのようなことはたまに発生することはあったが、
ブレーキレバーを一度握ったりしていると解消することが多かった。

でも、最近は良く音がしている。

車輪を回転させて、ブレーキローターを凝視してみるとキャリパーの中で
僅かに横に揺れている様にも見える。

自転車を逆さまにして、官製ハガキ(0.2~0.22mm)を切った紙をディスクの外側に挿すと
入るが、内側には入らない。



車輪を外して、自分のマルチツールのなかで、ピストンプレスに使えたツールを
取りだし、ディスクブレーキピストンを一旦戻した。



ブレーキパッドが見えたとき、摩耗して交換時期の0.5㎜ぐらいしか残ってないように見えたので、
今回、初めて外して厚みを計測することにした。

刻印に K02S とある。
自分のブレーキキャリパーには K03S か 後継のK05S が適合品なので、
それらを保守物品として購入したのだが・・・


長辺の両端と中央の 3ヵ所をノギスで計測した。
1個目
 ・端1: 2.8mm
 ・中央: 2.7mm
 ・端2: 2.6mm

2個目
 ・端1: 2.6mm
 ・中央: 2.5mm
 ・端2: 2.4mm

金属プレートの厚さは 1.6mmだった。

 よって、金属プレートの厚みを除いたパッド部分の厚みは1個目が1mm~1.2mm、 2個目が0.8mm~1.0mm だった。
 0.5mmが交換時期なので、18ヶ月で8575km乗ったが、まだ使える。



自分の行く場所の乗り方では

 実測、K03S新品の厚さは4mm-1.6mmだったでパッドの厚さは2.4mm。
(新品パッド厚2mmと書いてあるのをよく見かけるが・・・)
 
一番すり減った0.8mmの

 一ヶ月当たりの摩耗量は  ※K02SもK03Sと同じ厚さだったと仮定すると
   ( 2.4 - 0.8 ) /18ヶ月 = 0.089mm 

 1000km走行当たりの摩耗量
  ( 2.4 - 0.8 ) / 8.575(千km) = 0.187mm


 新品ブレーキパッドの交換時期
  ( 2.4 - 0.5 ) / 0.089 = 21ヶ月

 あるいは

  ( 2.4 - 0.5 ) / 0.187 = 10(千km)なので 1万km

ということになる。 昨年の予測と合っていた。

K02Sでこれなら、K03Sは40%耐久性アップしているし
K05SはK03Sよりも耐摩耗性が50%アップと謳っている。 
これが真実なら、K05Sなら2万km使えるのか?

今回
左右のパッドで摩耗量が異なり、パッドの前方と後方でも異なることが分かった。

ブレーキパッドを戻す時に、タイヤローテーションするようにブレーキパッドローテーションを
しようと思った。(フィン無しなのでL Rがない)

だが、どちらが右側なのか左側なのか 外す時意識しなかったので分からない。


上の写真で金属プレートに残されたピストン跡が中央からずれていることが分かる。
パッドが厚い側(摩耗量が少ない側)はどちらも上の写真において
下方のピストン跡と端までの間隔が短い方だった。


ブレーキキャリパーのピストン位置を確認した。
前方の方が間隔が狭い。

これを信じて、ブレーキパッドを左右入れ替えて戻した。

大きく丸いピストンの外側の左と右の黒いエリアの幅が異なる



ブレーキパッドの板バネの厚みも計測しておいた。 0.3mmだった。
板ばねとパッドが見えれば、板バネより上にパッドがでている高さで
ブレーキパッドを外さなくても、交換時期(0.5mm)の目安になるかもしれない。





再び、本来やろうとした作業に戻る。

ブレーキローターセンタリングツール(ギャップ調整ツール)は2種類買ってある。

toopre.1688.com で説明みたが、中国語で読めない



ブレーキキャリパーの固定ネジ2ヶ所をキャリパーが動くくらいに緩めてから
センタリングツールをディスクローターに付けて、ブレーキキャリパーに入っていくまで車輪を回してみた。
上の楕円のは入って出てくる。
下のは出っ張った部分がひっかかるようで、簡単には出て来ない。

ブレーキキャリパーに調整ツールが入っている状態で、前ブレーキレバー引いたまま固定して
ブレーキキャリパーを軽くグラグラさせてから、ネジを固定した。
締め付けトルク6~8N・mらしいので7.5N・mでネジを締めておいた。



前輪を取り付けて、回してみる。
前とは異なる音が1回転毎にする。

音がするローターの位置を車輪を前後回転させながら確認する。
5cm幅ぐらいで音がしている。
そこにハガキを挟んでみると今度はディスクの外側に入らない。

最後はディスクブレーキ修復ツールをフロントバッグから取り出して
初めて使った。

音が出た幅の中央に深さ15mmの溝を挟んで、軽くディスクを内側へ曲げてみた。


とりあえず、回転させても音が出なくなったが、

実走してみないと分からない。

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