4-39. 日本本土最南端が自転車は一番たいへん

2024年4月21日（日）雨のち曇り

ソファーはマットはいらないが、背もたれがあるので、巾が少し狭いためか思ったほど寝やすくなかった。5時過ぎに起きた。

6時にコンビニへ行きイートインコーナーで朝食

8時半に、ポケットストーブに固形燃料1個で手洗いの温水を沸騰させようとしたが、風よけパネルを
使わなかったためか小さい泡が出て来た程度で終わった。
低い温度だったためか　あまり旨くできなかった。

雨が降り始めた。強くなると叩きつけるように降る。

雨雲レーダーを確認して、9:15に一旦、雲が無くなるはずなので
レインウエア上下と防水グローブ。ゴミ袋が変わって、足に被せても
破れないかとつけてみる。今回は袋の上端をソックスの上を折って固定した。
開いてると雨が袋内に入ってくることがある。

9:15になっても小雨が降っていた。9:25に道の駅垂水　はまびら　を出た。
手洗いは温水なので、エリア内の子供公園でボトルに水を入れた。

雨雲が来たのか降り出した。フロントバッグにビニール袋被せてない。
雨宿りできる建物を見つけたので、雨宿り
してビニール袋被せる。　雨がとても強くなったが、また雨雲がなくなったとき出た。

5～10％程度のアップダウンが何度もある。

浜に降りたところに菅原神社があり駐車場もトイレもあるところで
地元のおじさんに声かけられた。板橋から来たというと
息子が成増に住んでいるので何度か東京に行ったと言っていた。
息子はシェフをやっているので
働くレストランやホテルを変えて、箔をつけているらしい。

自転車旅いいな～

と言っていたが、坂、風、雨の過酷さを味わえば思いは変わる。

ちょっと長めの9%程度の

坂を登ったら、バス停があった。
峠
名前がない峠なのか

下って行くと、コンビニの隣に、道の駅錦江にしきの里があった。小さめ

12時なので弁当を買った。
電子レンジで温めた。テーブルがあったが、飲食禁止。
どこで食べたらいいか聞いたら、コンビニの方に屋根がついた東屋があるのでそこで食べてと言われた。
生卵4個入りがあったので買った。
今までも見たが、6個入りや10個入りなので買えなかった。

東屋のテーブルで弁当食べながら、茹で卵を作り始めた。
卵入れて、水を1cｍ張って、蓋をして点火。
沸騰するまで約2分。　弱火にしてガスを節約しながら沸騰状態を3分継続
したら消火。
蓋したまま6分余熱後、
お湯を捨てて、タップリの水を何度か入れ替えて冷却。　

家でもこの方法。

いい感じに出来た。　コーヒードリップして、2個食べた。
ストレートブレンドが今回は旨く淹れられた。

大隅半島の先の方が見える。
この景色は北海道の知床半島で羅臼町へ向かっているときと似ている。
でも、先端でもない羅臼町は見えるところよりもずっと先にあったので、
今回も、見えているよりずっと先にあるのだろう。まだ35kmぐらいある。

30km手前に本土最南端の食堂と書いてある立神食堂があった。

ガソリンスタンド過ぎたら、向かい風が始まった。

酒を売っている店舗（後で調べたら石走商店）の自販機でコカ・コーラ180ml飲む。
丁度、この店のおばさんが車で帰ってきて、尻は痛くないかと話しかけてきた。
東京にいた息子がある日突然、ママチャリで走り出し、
ここまで帰ってきてしまったことが何十年か前にあった出来事らしい。
尻の皮がずる剥けで、帰りは飛行機で帰ったそうだ。　

凄すぎる。

洞門をいくつか通るが、道が濡れてる。

雨と曇りだったので、日焼け止め塗ってなかったが、
明るくなったので塗った。

2kmぐらいの伊座敷トンネルを通った。
出口近くに、100m先交差点注意と書いてある。

長いトンネルを抜けたら、いきなり佐多の街でAコープとガソリンスタンドが両側にあった。長いトンネルのあと珍しい。

まだ22kmある。

後で、マップを見るとここにも食事できるとこはある様なので、
立神食堂は最南端でないのでは？

直ぐに山道になり、またアップダウンが続く。

やっと、佐多岬の8kｍ手前になった。

ゲートをくぐると横に佐多岬野営場があった。

この先にHOTEL佐多岬の建物があるが、昨年閉館した様だ。

また登りになった。分岐してたのでルート検索して坂道の少ないルートに行ったのに
勾配15％になって、もう無理なので押した。
押していると勾配20％越えた。

海の方まで下って行く。途中で分岐した道路に合流した。

横切る丸っこい獣をみた。

また登り、
登っていく途中にも民家がある。佐多岬公園もあった。
きょうはもう戻れない。きれいな公園だし、トイレも東屋もあるので
ここにテントでも張ろうかと考えながら、更に登っていく。

後1kmもあったが、なかなか着かない。汗だく。

16:45にやっと着いた。誰もいない。

ここまで数十km手前から、過酷だった。

今まで行った北海道の東端、北端は平坦だったし、
先日行った西端は少しアップダウンがあったが、ここと比べれば10倍ぐらい楽だった。

苦労してやっと来たので、ミニ三脚で何枚も写真撮った。

25分ぐらいここにいた。　上から時々、車が降りてくるが、登りだしここから戻って行った。
サルに餌を与えないでくださいと書いてあった。
周りは山だらけだし、公園にテント張るのはやめた。

また、似た獣がいると思ったら、タヌキだった。

大泊野営場は海のそばなので、佐多岬野営場に向かう。また、雨が降り出した。

屋根があるとこに自転車置いたが、雨が吹き込んで濡れている場所が多く
ギリ自分のテントを張れる程度しか乾いてるエリアがない。
また、すごい勢いで雨が降り出した。
汗だくになったので、トイレでぬれタオルで頭から足先まで拭いてから
全部着替えた。
雨が弱くなった時に数十m移動。
芝生の上は水がタップリでジュワーとなる。
炊事場からウォーターボトルに水を汲んで戻り、テントを設営。　車が1台止まっているだけ。