2020年3月
チェーン注油するときに、注油開始位置に目印シールを貼って、1リンクづつ左右にピンポイントに注油していた。
200箇所以上注油するので結構時間がかかる。
潤滑オイルが必要なポイントだけに差すことで、オイルを浪費せず、チェーンに汚れがつかないようにしていた。
それでも注油後にチェーンを拭いても、走ってくると結構チェーンは真っ黒になる。
チェーンの構造は
インナープレート2枚でローラーを挟み込んで、それをアウタープレートで挟んでアウタープレートでピン留めしてある。
ブシュレスチェーンなのでインナープレートの加工でローラーをはめる筒状のブシュの様な構造が作られている。
右側はローラーを外した状態。ブシュの様な構造がインナープレートと一体になっている。
ブシュレスチェーンのピンの位置の断面図は下図の感じ。
チェーンの摩耗は主に
・ピン ➖ 内プレートのブシュの様な部分間
・内プレートのブシュの様な部分 ➖ ローラ間
・内プレート ➖ 外プレート間
・ローラ ➖ スプロケット 間
で発生している。
特にピン ➖ 内プレートのブシュの様な部分間の摩耗はチェーンの伸びの原因となる。
チェーン注油は下図において、R(ローラー)とI(インナープレート)の間、 IとO(アウタープレート)の間の2箇所にピンポイントにする必要がある。
尚、ブシュありチェーンでも注油ポイントは同じ。
インナープレートに注油すれば両側にオイルが周ると思うので、
今のチェーン長は108リンクでリンクの左右に1滴づつさしていたので216回もやっていた。
面倒になったので先日から内プレートの位置にオイラーの先を当ててクランクをゆっくり6回転させるのを、左右のプレートで行うことにした。
50Tのアウターチェーンリングで、クランクを2回転+αさせればチェーン一周するので、チェーン3周すればもれなく1リンク毎に注油できていると思う。
注油開始位置の目印なども必要ない。
自作オイラーは針のように先が細く、ほとんどオイルがでないので強く押しながら注油している。