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日記・つぶやき

笠山峠、七重峠に対する関係機関のスタンス

投稿日:2022年6月28日 更新日:

2022年6月

 5月下旬から以下のレポートを準備中で最後の回答待ちだったが、
6月28日にgoogleマップを見たら、七重峠のマーカーが削除されていた。

今までもこれからもマップ上で消えたり現れたり揺れ動くかも

自分の信じる説に従って行動する人が必ず存在する。 
宗教の様なものなのだ。


 とりあえず、今までの調査結果を公開する。

 


 初めて、林道栗山線を登って、峠に着いた時、七重峠の木札があったので驚いた。
 当時、googleマップでは笠山峠になっていたからだ。

 先月、googleマップの笠山峠の位置が数年前に見た時から少し移動していて、
 笠山峠があった位置は七重峠になっていることに気づいたので現地確認に行った

 ハッキリと峠は分からなかった。 

 2つの峠は国土地理院地図やゼンリン地図などに表示されないが、
 ブログやgoogleの笠山峠のクチコミをみると、現時点で七重峠と思われている地点は2つある。
  1.林道荻殿線と林道栗山線の接続地点をハイキングコースが横切る箇所
  2.ときがわ町のトレッキングコース七重峠休憩所
    例:ヤマレコ
  
 笠山峠は現地確認や各種マップで3ヵ所ある模様
  1.林道荻殿線と林道栗山線の接続地点をハイキングコースが横切る箇所
  2.林道萩平笠山線終点から80mほど入った林道横のハイキングコースに”笠山峠はここです”の札
    例:yamap
  3.林道萩平笠山線終点から300mほど入った林道にハイキングコースが合流している付近
    例:googleマップ
 

 

 ときどきサイクリングやハイキングのブログで 
 ” 〜七重峠〜笠山峠〜 ” と2つの峠を通ったタイトルを見かけるが、
 現状ではどのようなルートなのか想像するのが困難。

googleマップ



クチコミ

 帰ってから、googleマップの笠山峠へのクチコミで以下を見つけた。

クチコミに書いてあることは全て本当なのかと (まずは疑うことが大切)
早速、問い合わせを受けたはずの寄居林業事務所と埼玉県環境部へ問い合わせした。
(埼玉県環境部自然環境課は今はないので埼玉県環境部みどり自然課へ)



寄居林業事務所からの回答

 →現在、当事務所で管理している台帳に笠山峠、七重峠のいずれの記載もない。

 →国土地理院地図にも掲載されていないので、峠の正式名称は確認できない。



 笠山峠が正式名称だと回答を受けたと言っているが、林道に設置しているマップでは
 七重峠と記載されていることについて

 →通称として、笠山峠、七重峠の呼称もあるようだが、正式名称はわからない。

 →今後、通称の使用には十分注意し、間違いの可能性のある看板は修正していく。


 尚、萩平笠山線の始点に近い側に設置されているいくつかのマップで
 林道の終点の先を笠山峠と記載しているのを先々週見た
 終点に近い側や林道栗山七重線に設置されているマップでは同じ場所を七重峠としていて、
 林道を管理している寄居林業事務所が設置したマップでも峠名が統一されていないことを確認した。

 道標について
 →林道萩殿線や林道萩平笠山線に設置されている笠山峠を指し示す道標および
 以前、荻殿線終点看板の支柱にあった七重峠の木札などは 設置していない。


クチコミの問合せしたという投稿は虚偽なのか追加問い合わせると

 →過去の問合せ記録を調べたが、「七重峠」と「笠山峠」に関するものは見つからない。




埼玉県環境部みどり自然課からの回答

 →関東ふれあいの道について管理しているが、
 笠山峠および七重峠はコース外なので、道標は設置していない。


 →地名に関する経緯は課で承知していない。

 →クチコミの件は課では掲載された経緯がわかる資料がない。



クチコミの問合せにしたとされる回答内容について、両機関とも確認できなかった。



ときがわ町役場 産業観光課からの回答

 ときがわトレッキングコースマップに七重峠と笠山峠も記載されているので問合せした。

 →七重峠休憩所を七重峠と勘違いしている方もいらっしゃるとのことですので、手当を検討する。

 →「ときがわトレッキングコース」以外の峠について、町外のため峠の位置を把握していない

 →林道の笠山峠を指し示す道標は設置していない。


 
小川町 にぎわい創出課からの回答

 →堂平山から笠山あたりの峠を七重峠と呼んでいたようですが、笠山付近に新しく林道
萩平笠山線)ができたことで、その道と七重峠を区別するために林道とぶつかる所を笠山峠と表記しているものもある。

 →笠山峠を指し示す道標は設置していない。

回答に対して、以下を確認しようとしたが、
 ・林道名が別なのに、更に何を区別したいのか? 別の峠名をつけないと不都合があるのか?
 ・七重峠と笠山峠は同一地点なのか? 少し離れた位置なのか
 ・「笠山峠と表記しているもの」とは”笠山峠はココ”の木札?のことなのか? 地図のことなのか

→いくつかのパンフレットから推測されるが、
 どちらの峠も小川町が定めたものではないので回答致しかねる

 


東秩父村役場 産業観光課のからの回答

ネットで以下の記述をみつけていたので、東秩父村には篭山のタルについても質問していた。
----------------------------
「奥武蔵 250号」(奥武蔵研究会)『奥武蔵の山名・峠名正誤表(編集部)』によれば、「笠山峠」、「七重峠」の呼称は、ハイカーの仮称が一般化したものだという。地元(白石側)では「カゴ山のタル」と呼ぶという。
----------------------------

→笠山峠と七重峠は同じ場所ではない。
 笠山峠と篭山のタルが同じ地点(googleマップで七重峠になっている地点)

→七重峠は七重峠休憩所の地点なので、googleマップは間違っている。
(ときがわ町へお問い合わせください。)

篭山という山は認識していない。 篭山のタルの由来についても認識していない。

笠山峠を指し示す道標を設置した組織は把握していない。

回答の七重峠の位置は、ときがわトレッキングコースマップの中で全否定している場所だが、
本当にあの場所でいいのか再確認すると
1週間しても回答がなく、2週間ぐらいしてから、

→ときがわ町、小川町と認識の違いがあることを確認した
 今後、七重峠についての認識はときがわ町、小川町と合わせていく


つまり、3つの町村とも七重峠の正確な位置は把握していないということ。



道標で笠山峠を指し示している地点がどこなのか 道標を設置した機関がわかれば判明する可能性がある。

白石峠の道路案内のローマ字表記について問合せた東松山県土事務所にも問合せてみたが、
 →国道や主要地方道、県道などは管理しているが
 道標は埼玉県環境部みどり自然課に問合せしてみたらどうかというものだった。


もう一つのクチコミ


このクチコミを読んで、笠山峠を指し示す道標の設置位置を国土地理院地図上で
確認してみる。
googleマップには無い道が表示されている。→ 長破線が1m未満の道。
(その他 実線は1〜3mの道、 長破線の間に2個点があるのは市区町村境界)
萩殿線に設置されていた笠山峠を指し示す道標は林道に設置されていると思っていたが、
山道の方に設置されていることが分かった。

赤丸が見晴らしがよく七重峠or笠山峠or篭山のタルとよく呼ばれている場所だが、
このクチコミの笠山峠と言っている場所が、木に「笠山峠はココです」の札がつけられていた

場所であることが分かる。そこから林道萩平笠山線を横切って北東へ下りの山道が伸びている。
ZENRIN地図では林道まで到達してない広そうな道が表示される)

国土地理院地図


林道が無い頃なら、”笠山峠はココです”の木札の場所を峠と言ってもよいかもしれない。
現在も林道を横切る箇所のガードレールに隙間はあるものの
笠山神社下社へ向かう山道へ降りられそうな雰囲気はなく
ほぼ誰も通らなくなっている山道と思われるので
今も峠と呼ぶには無理がある。
旧〇〇峠なら分からんでもないが・・・


道標などを設置する場合、利害関係者などと相談して、その指示に従って設置することを
埼玉県環境部に聞いたので、 東秩父村に林道萩殿線に交差している2つの山道の
管轄がどこなのか問合せた。

→笠山峠の道標はストリートビュー撮影年が2014年であり、それ以前から設置されていると思われる。
 10年以上前に東秩父村で設置した可能性もありますが、設置した記録がないため詳細は不明。
 東秩父村では古くから地域の人々が笠山に続く道を笠山峠と呼んでいたため、この様な表記したと
 思われるが、国土地理院に笠山峠と七重峠は登録がないことから、正式な地点は存在しないことになります。

質問に答えてないが、管轄が東秩父村なのか 
設置したかも? に変わった。  
一度は、峠の位置を地図に記入してメール添付してくれたが、他町に合わせてあいまいになった。


笠山峠を指し示す道標を設置したと考えられた全ての機関に一旦は否定されたため、
東武鉄道にも問合せ中だが、
外秩父七峰縦走ハイキングコースには、案内看板がいたる所に立ててあるので鉄道会社が設置した可能性は低い。 
やっぱり、東秩父村か?  
ただ、林道栗山七重線にも2本道標があった。 
ここはときがわ町内なので東秩父村が勝手に設置しないだろう





現在googleマップでは七重峠のマーカーから300m程離れた位置に笠山峠のマーカーがある。
「笠山峠はココです」の木札から200mほど離れている。
木札の前の外秩父七峰縦走ハイキングコース案内看板に後付けで全面に貼られた
”笠山峠→” の赤矢印が指し示す方向ではあるが、

googleマップの笠山峠の位置の地形はどう見ても峠ではない。
マーカーを誤った位置に置いたとしか思えない。

googleマップ





結局、七重峠と笠山峠の位置はまぼろし〜!!

でも、緩くなら 林道萩殿線の終点看板のある辺りが、多くの人々に 笠山峠or七重峠or篭山のタルと認識されてブログなどに書かれている場所

・でも、 篭山のタル と呼ぶ人はほぼいない。 篭山は不明だし、笠山の別名は乳房山(おっぱい山、乳首山)。

・七重峠と記載がある寄居林業事務所のマップで先月設置されていたものが、今月2枚無くなっていることを確認した。(まだ、少なくとも3枚設置されているが・・・)

・寄居林業事務所の萩平笠山線の始点に近い側のマップ数枚では、
 林道に笠山峠ハイキングコースの記載があり、終点の先を笠山峠と記載している。

・萩殿線終点看板支柱の七重峠の木札は数年前に無くなった。
 ネットの写真を確認したら木札古いものではなかった。
 (2017/4無、2018/4有、2019/4有、2020/1無)※いずれも下旬、太字は自分で現地確認

・七重峠を指し示す道標は見当たらないが、笠山峠を指し示す道標は少なくとも
  東秩父村に2箇所3枚、
  ときがわ町に2箇所
  小川町?に1箇所(林道から笠山頂上への登り口)
 は設置されている。

・東武鉄道主催の外秩父七峰縦走ハイキングコースでは笠山峠になっている。

・東秩父村のサイトでは 笠山峠ハイキングコース を紹介している。

・東秩父村でさえ、指摘するまで七重峠の位置の認識が他の町と違っていた。


などなど考慮すると 
七重峠の存在は薄れている。


よって、あそこは 笠山峠 とすべきだな!!


峠が存在するエリアの役所が峠名の道標を設置してくれれば誰も混乱しないのにね

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