2022年11月上旬
秩父へ行った時、前のブレーキローターが擦れる音がしたので、
修正器で曲げて擦れないようにしたのに、
次に日光にいったら、また擦れる音がしていた。
安易に音を消すことより、まずは、ディスクローターの歪みを無くすことが先だと感じた。
10月20日にポチったダイヤルゲージが11月2日に届いた。
日本郵政の配達員が夕方近くに来た時、不在だったので、不在票が郵便受けに入っていた。
スマホから不在票のQRコードを読み込んで、再配達依頼した。
郵便受け口から入らない大きさだが、前面の取り出し口はシッカリ閉めてなくて少し開いているから、
ロックをかけてないのは分かるハズ。
取り出し口から入れられるのに、受け口から入らない時は、手渡ししようとするのが日本郵政の
ルールなのか?
夜、13x8x6cmの箱が入ったビニール袋が再配達された。
箱には DIAL INDICATORと書いてあった。
箱を開ける。説明書は無い。
斜め上にあるダイヤルを緩めると、目盛りを回転できることが分かった。
先は取り外して、別の形状のを用意すれば交換することもできるが、指先では回らなかった。
自転車を逆さまにした状態で、ローターまでの高さがあるものを探して
メンテナンススタンドに取り付けることに決定。
メンテナンススタンドのパイプに取り付けるのに使えそうな、
ベルかリフレクターのハンドル取付バンドがあったので、
パイプに通して、その他ボルトやナットなどあるものをかき集めて
加工することもなく組み合わせて30分程で固定した。
メンテナンススタンドはガタついてグラグラする。
最初、和室の畳の上に、ダイヤルゲージを取り付けたメンテナンススタンドを置いて
重しになるものを置いてゲージの先をローターに接触させた。
畳は柔らかいためかダイヤルゲージの針がふらつく。
廊下のフローリングなら大丈夫だろうと移動した。
そこでも、近づくだけで、メーターの針が20目盛り(0.2mm分)ぐらい変動する。
それに、ダイヤルゲージをローター全周に接触できそうな場所が、
ローターが穴だらけのため、外周ギリギリのラインしかない。
そこでも、切り込んだ箇所に、ゲージの先端が落ちてしまうことがあり
360度 ローターに接触させ続けるのは難しい。
針が動かない様に自分は静止して、車輪を回す。
前輪はローター修正器で何度か曲げたことがある。
一周させると最大0.3mm近く歪みがあった。(一目盛り 0.01mm)
ローターの中心から6ヶ所、外周に接続しているので、その箇所を計測することにした。
オレンジのシールが貼ってあるのが、外周に接しているところを基準にする。
少しローターをダイヤルゲージで押すと計測時目盛りは30を指した。
角度 0° 60° 120° 180° 240° 300°
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1回目目盛り 30 42 55 56 58 43
2回目目盛り 30 45 54 55 59 41
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2回平均 30 43.5 54.5 55.5 58.5 42
変位(mm) 0 +0.135 +0.245 +0.255 +0.285 +0.12
基準点が一番小さい値なので、一番内側に寄っている。 60°~240°までだんだん外側
(ダイヤルインジケーター側)へローターが寄っていき、最後300°位置で少し内側へ戻る。
ローターの曲がっている状態が数値で分かるので、歪みの状態が分かりやすく
修正もやり易い。
どの位置が正しい位置にあるのか分からないので、
基準位置は外側へローター修正器で曲げて、120° 180° 240°周辺は内側へ曲げた。
60°、300°の位置へ寄せたことになる。
一周回しても、10目盛り(0.1mm)の範囲内に収まるように
ローター修正器でローターを曲げて修正した。
後輪はローター修正器で曲げたことが一度もないためか、0.1mmの範囲内に収まっていたので、
何もしなかった。
その後、前輪ブレーキキャリパーの固定ネジを緩め、
ローターにセンタリング調整用のプレートを挿して、パッドの間に来るようにし、
ブレーキレバーを引いてブレーキパッドでローターを挟みこんだ状態でレバーを縛って固定し、
ブレーキキャリパーの固定ネジを 7.5N・mで締めた。
千円以上出費したので、しばらくは擦れる音がしないで欲しい。